翻訳とチューニング
こんにちは、11月より社内翻訳者として復帰した坪田です。
「復帰」といいますのは、実は、10年ほど前にブレインウッズのコーディネーターとして働いていたことがあるからで・・・その後独立し、フリーランス翻訳者として自営を経験した後、晴れて再入社しました 笑
現在、私自身は基本的に在宅で翻訳業務を行っています。
突然ですが、私は大学時代に三味線とベースギター(写真)を弾いていたことがあります。
そして最近、楽器のチューニングは翻訳時の訳調の調整・統一作業と似ていると考えるようになりました。
特に三味線は、本番での演奏中に、楽器を弾きながら同時にチューニングも行うわけですが、チューニングがずれていると、聞く人にとって何とも言いようのない気持ち悪さを生んでしまいます。
翻訳でも、訳調(チューニング)がずれていると、訳文を心中で音読している時に「あれ?なんだかおかしい」という感覚になり、文を読み進めるどころではなくなってきます。
読みやすく、通りの良い訳文を作るためには、この感覚を大切にすることが重要なのかな、と思います。「チューニングの合った」訳文を作ることを心がけている今日このごろです。