こんなときこそ 困ったときの神頼み
通訳事業部の勝間田です。コロナで外出できない日々が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。突然ですが、私は教会や宗教画、神話などが好きです。神社も例外ではなく・・・“おばあちゃん”と同期には揶揄されますが・・・(それでも一緒に付き合ってくれる優しい同期です)。今回はお出かけできるようになったら参拝したい神社のお話をします。
日本は八百万の神とも言うように、様々なものを神様にしてしまう国です。日本人は身近なものに神様的なものを感じているのではないかなと私は思います。妖怪もその一つで、最近ではアマビエという疫病を追い払う妖怪がコロナで話題になりましたね。
各神社の成り立ちは様々ですが、古事記など日本神話に登場する神様はとても個性豊かで非常に人間くさい。ギリシャ神話も昼ドラなみにどろどろしていますが、それと似たものを個人的には感じます。(また、イザナミ・イザナギの冥界での話はギリシャ神話のオルフェウスとその妻・エウリディケの話と「見るなのタブー」で共通しているなど、共通点もあり面白いです。)ご利益も、成立当時と現在で大きく異なるものが多々あり、その移ろいを考えるだけでも興味深いものがあります。
建築も、時代や成り立ち、時代によってはお金の出所によって色々な形があります。そもそもなぜその場所に祀られることになったのかというのも、調べてみると面白いです。伊勢神宮は倭姫命を御杖代としてよりふさわしい場所を求め諸国を巡り、伊勢に至った際にココがいい!とお告げがあったため、伊勢にあるそうです。出雲大社や、伊勢神宮などはとても「原始的」な印象を受けますが、厳島神社などは非常に雅、三峰神社には荘厳な印象を受けます。神社は伝統的な様式で建てられているものが多く、職人さんが少なくなっている現在、後世へ残すことも課題になっているようです。
モチーフは各神社の紋であったり、シンボルのようなものであったり。動物がシンボルになることも多く、狐はメジャーかもしれませんが、狛犬の代わりに、ウサギやオオカミ、サル、カラスなどがその役目をしている神社もあります。
実は宗教は文化や歴史と深い関わりを持っています。また外出できるようになったら、是非、お近くの神社に足を運んでみてはいかがでしょうか。意外な発見があるかもしれません。