ニャーかミャウか
我が家の猫は私がニュージーランドに住んでいた際に飼った猫だったので、話しかける時はいつも日本語と英語の両方を使います。この間遊んでいた際に、彼女が発した鳴き声を真似ていたのですが、その時に英語と日本語では私の鳴き声の真似が違うということにはっと気づきました。
そこで、同じように聞こえているはずなのに、言語によって変わってくる動物の鳴き声や擬音語を調べてみました。
分かりやすくかつ大体の言語でも共通しているのが猫の鳴き声です。
- 日本語:ニャー、ミー
- 英語:meow/ミャウ(猫が鳴いていた、と表現する時は「meowing」と言います)
- 中国語:喵喵/ミョーミョー
- ドイツ語:miau/ミャオ
馬の鳴き声は違う種類が多いのですが、そもそもどの鳴き声を代表的な鳴き声として選んでいるのかによっても違いが出てきます。
- 日本語:ヒヒーン
- 英語:neigh/ネイ、またはwhinny/ウィニー
- ドイツ語:ヒュヒュヒュヒュー
- ポーランド語:Ihaaa/イハー
鳴き声以外の擬音語も。
電話の音:
- 日本語:プルルルル・ジリリリ
- 英語:Ring ring
- イタリア語:Drin Drin
食べる時の音:
- 日本語:もぐもぐ・ぱくぱく
- 英語:Chomp・Munch
- ドイツ語:Mampf
いろいろ調べていると本当にたくさん種類が出てくるのですが、擬音語が多い(作りやすい)日本語は特に面白いと思います。例えば「雨の季節」がある日本は雨の強さによって擬音語の種類もたくさんありますが(サーサー、ザーザー、ジャージャーなど)、英語は1つや2つしかなく(pitter-patterなど)、後は擬音語ではなく説明文となってしまいます。
擬音語に限ったことではなく、梅雨のように国特有の現象がある場合、たくさんの表現の仕方があるのも興味深いところだと思います。
並べられている擬音語をみていると、なんだか全部その通りに聞こえてくるような、こないような。鶏の鳴き声や犬の鳴き声も面白かったので、違う言葉でペットの鳴き真似をする時にぜひ活用してみてください。
人材サービス事業部 小嶋