姪っ子とワンワン
新年明けましておめでとうございます。映像翻訳事業部の増田です。 年末と年始は静岡の実家に戻り、家族と賑やかに過ごしました。 実家に住んでいる姉夫婦には1歳5か月になる子どもがいるのですが、毎回会うたびに成長していて驚きます。言葉もだいぶ覚えてきて、新しい単語を教えるとリピートしてくれます。一番のお気に入りワードは「ワンワン」です。姉曰く、毎日見ているNHK Eテレの番組『いないいないばあっ!』に登場するワンワンというキャラクターが大好きで、どんな動物を見ても「ワンワン!」と言って興奮するようです。 姪っ子は音楽も大好きで、曲をかけると瞬時に踊り出します。ウケがいいのはやはり『いないいないばあっ!』や『おかあさんといっしょ』の番組の中で流れる曲です。歌の中で「こんにちは」というフレーズを聞くと深々とお辞儀をするのを見て「誰にもしつけられていないのに自然と覚えられるなんて!」と感激しました。番組が始まると魔法にかけられたかのように、今までの動作を止めてテレビにくぎ付けになります。1歳半に満たない子どもにこのような集中力があるのかと驚かされます。 子どもたちをこれほど夢中にしてしまうこの番組は、制作するにあたってかなりの工夫がなされていることでしょう。音楽以外にも、キャストの声のトーンや話すスピード、言葉のチョイス、しぐさ、キャラクターやセットの色使いなど綿密に計算されているのではないかと思います。姪っ子が夢中なワンワンについて少し調べてみたのですが、ワンワンは20年以上もの間、同じ声優さんが担当していて、しかもその声優さんが実際にワンワンの着ぐるみを着てパフォーマンスをしていると知り驚きました。「ワンワンは動作と言葉が合っていて素晴らしい!激しい動作のあとは息を切らしていることもあるけど、それも臨場感があっていい」と姉も絶賛していました。 姪っ子と子ども番組を見る機会が増えたのですが、舞台裏を知るとまた違った視点から番組を楽しめますね。