今さら感はありますが、『モノを持たない暮らし』に憧れて断捨離を実行中です。 本やテレビでミニマリストの方たちの部屋をみていると、布団とシャツ3枚しかない・・・なんて人もいて、流石にそこまでストイックにやる覚悟もなく、とりあえず目についたものを脳内で「いる」「いらない」の仕分けをしては、「いらない」ものを片っ端からゴミ袋に放り込む。そんな作業を毎日ちょこちょこ続けています。 中には簡単には仕分けられない、手強い輩も出てきます。滅多に使わないけど、イザというときあると便利な生活雑貨類。ほとんど着ることはないけど、まだ着られる衣類。もう読んだけど、また読むかもしれない本・雑誌類。どれもこれも売れるほどの価値もなく、捨てるほど傷んでもいないもの累々。 迷ったときは、普段視界に入らない押入れの一角にしまって、一定期間寝かせてみます。寝かせている間、思い出すことがなければ「いらない」確定です。不思議なもので、寝かせたものは9割以上の確率で「いらない」判決が下されます。実際に捨ててしまって後悔したことも今のところありません。迷っている時点で、すでになくてもいいものなのかもしれません。 ものが少なくなると不安になる、さびしい感じになるという人もいますが、私はむしろ清々しい気分になります。大げさかもしれませんが、新しいもの、未知なことを受け入れる意欲と余裕が生まれる気がします。同時に、今まで頭を悩ませていた日常の様々な物事が、些末なことと思えるようになりました。何より、ゴミ袋に放り込むという捨てる行為自体がストレス発散になっています。 ですが最近、捨てるものが日に日になくなってきてしまい、それが逆にストレスに感じてしまったりなんかして、やはり何でもいいことづくしとはいかないようで… 古橋