Brainwoods Staff Blog

カルチャーギャップ

翻訳部の田島です。以前、仏領マルティニークとイタリアのエグゼクティブ6名をアテンドして、地元の公立中学校を見学する機会がありました。 皆さん見るもの聞くものすべて新鮮なようで、学ランとセーラー服など統一された身なりに興味を示し、下駄箱に蓋と鍵がないこと驚き、校舎の手入れが行き届いている(しかも掃除は生徒による)ことに感銘を受け…。中でも特に興味を惹かれていたのが学校給食での次の点でした。 教室で配膳、食事をする 生徒が配膳する 配膳のプロセスが整然としていてとても早い 全員に食事が行き渡ってから「いただきます!」 言われてみて初めて「なるほど!」と気が付いたことばかり。我々、教育を通じていろいろな価値観や信念をプログラミングされているのだなと思いました。 考えてみると、他にも「一を聞いて十を知る」「和を以て貴しとなす」「出る杭は打たれる(好きな言葉ではありませんが) 」などなど、無意識に日本人として日々の行動に結びついているものが多くありそうです。 外国人とのコミュニケーションにおいて、翻訳であっても仕事上のやりとりであっても、そのような文化的背景について自分自身で気が付いた上で言葉を尽くして伝えていく必要があるなと改めて思ったしだいです。 と、あまり力をいれなくとも、いわゆるカルチャーギャップに直面した時、良い悪いの判断を脇にポイと置いておき、好奇心を持ってそのギャップを楽しんじゃえぐらいの心構えでいられるといいですね。

「新見暢朗の翻訳よもやま話」はじまりました!

本日、「新見暢朗の翻訳よもやま話」ページをオープンしました。 筆者は、トップクラスの日英実務翻訳者であり、ブレインウッズの経営顧問を務める新見暢朗氏です。 新見氏は、国内電機メーカーに就職、そのうち通算15年間を米国ロサンジェルスの現地法人で勤務。10年前より翻訳者として独立されました。ブレインウッズでは日英・英日翻訳を問わず、翻訳を担当していただいています。 彼の手がける翻訳は常に、原文の行間を汲みつつ、冗長を排し、理路整然としており、国際企業のドキュメントに相応しい文書として仕上がっています。毎回期待以上のものが出来上がるためか、新規でご発注いただいたお客様は、必ずリピーターとなってくださいます。 彼の手には(または彼の脳裏には)、翻訳の神様が宿っているのだと私は信じて疑いません。 氏にはブレインウッズの翻訳スタッフ研修を数年前から依頼しており、その内容がまた素晴らしいので、月一回のペースでWEBに掲載させていただくようお願いしました。 英語を使ったコミュニケーションに携わる人必見の内容になること間違いありません。 そして、読まれた方の手にも翻訳の神様が訪れますように! ぜひ、第一回「翻訳とは何か」からじっくりお読みください。 笹波