Brainwoods Staff Blog

秋への準備?おすすめ英語読みもの

初めまして、翻訳事業部の春日です。今年4月から入社したピチピチの中途社員です。 まだまだ蒸し暑い日が続きますが、夜になるとわずかながら秋の気配を感じられるようになりました。皆さまは今年の夏をどのようにお過ごしでしょうか? ブレインウッズでは神宮外苑の花火大会をオフィスの屋上から眺めました。風向きにも恵まれ、さまざまに咲く花火を終始楽しむことが出来ました。 花火は英語でfireworks。「花」という自然の美しさに形容する日本語に対して、「work」という人間の作り出したものに形容する英語。単語ひとつ取っても、地域によるものの見方や考え方の違いが表れるところに言葉の面白さがあると思います。 そういった背景の違いは興味深いとともに、非ネイティブにとっては未知の領域でもでもあります。手に取るように分かれば良いのですが、なかなかそうはいきません。今回はそんな悩みの一助となる本をご紹介したいと思います。 それは『Longman Pocket Activator』。 この本の特徴が、普通の辞書と違い単語が類語ごとにまとめられている点にあります。それぞれのニュアンスの違いも説明されており、ネイティブスピーカーが頭の中で自然に行っている言葉の使い分けを例文と共に丁寧に説明してくれるのです。元々『Longman Essential Activator』という英語活用辞典があり、その簡易版として出されたのがこのPocket Activator。それゆえある程度語数は制限されているものの、その選定具合が絶妙で、物足りなさを感じさせません。 平易な英語、コンパクトな説明、手になじむ文庫本サイズ、三拍子そろって英語の読みものとしては最適です。 夏の終わりが垣間見えてきた今日この頃、きたる秋の夜長の一冊に加えてみてはいかがでしょうか?

芸術の夏

こんにちは、翻訳事業部の佐野と申します。どうぞよろしくお願いいたします。 暑い日々が続きますが皆様いかがお過ごしですか。こう暑いと、外へでかけず、つい家で1日ごろごろと過ごしてしまう、というかたも多いのではないでしょうか。少なくとも私はその一人で、何となく一日を無駄にしてしまいます。そんな日々が続く中、先日暇を持て余して家の本棚を探っていると、大学の西洋美術史の授業で使っていた文庫本が目に留まりました。 折角なので読んでいると大学の授業内容が思い出されました。マネ、モネ、ドガ、スーラ、シニャックなど、絵としては個人的に印象派が好みですが 、大学の授業で面白かったのはそれより前の、ギリシア・ローマから自然主義の作品でした。 当時の文化、信仰、または物語を表しているものが多く、それらの解説はとても興味深いです。 例えば写真のボージャンの作品は一見ただの静物画ですが、17世紀の禁欲的な宗教思想を表した絵なのだそうです。宗教画の要素としてパンとワインは象徴的ですが、それに加え後ろのカーネーションも三位一体を表しています。(長くなるので詳しい解説は割愛します。) 話がそれましたが、そうして本を読むうち、自分も何か描きたいという衝動にかられ、、、数日後、いつの間にか世界堂でキャンバスを買っている自分がいました。まだ何を描くか決まっていませんが、きっと家の中で過ごす休日を充実させてくれることでしょう。絵に夢中になっているうちにこの暑さが和らいでしまえばといいなと思います。(完成する頃には暑さが和らぐどころか寒くなっている気もしますが、、) とても個人的な内容となってしまいました。皆様お付き合いいただきありがとうございます。 ブレインウッズではアートを始め芸術に関する翻訳も行っております。是非お問い合わせください。 アート・エンターテインメント翻訳 体力と知力に充ち溢れる翻訳者がお待ちしておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください!