フラッシュモブ
こんにちは。翻訳事業部の鈴木です。 突然ですが、皆さん「フラッシュモブ」ってご存じでしょうか。 “mob”という言葉をリーダーズ英和辞典(研究社)で引いてみると、こんな訳語が出てきます。 1. 暴徒、活動的群衆、乱衆、大衆、下層民、民衆 2. 悪者集団、ギャング、マフィア、犯罪組織、暴力団 動詞としては「群れをなして襲う」、「寄り集まって喝采する」なんて意味もあるようです。 ちょっと騒々しい、危険な感じのする言葉ですね。 「フラッシュモブ」とは、その名のごとく、インターネットを通じて呼びかけられた群衆が、 広場や駅、空港などの公共空間に瞬間的に集まり、突然パフォーマンスを行ったあと、 何事もなかったかのように散会していくという現象のことです。 2005年にニューヨークで始まったとされていますが、近年この手法が政治的なイベントや 企業のPRにも使われることが増えてきています。その目的は様々ですが、 共通するのは公共空間の日常をほんの少し非日常へと「ずらす」ことでしょうか。 実際のモブの映像をご紹介します。 まずはベルギーのブリュッセル駅で行われた 新聞を頭に巻いた人たちが必死に何かを訴えかけるようなパフォーマンス。 顔を隠すことで、手の表情やメッセージ性がいっそう強調されています。 Lady Gagaが参加していたそうなのですが、発見できましたか? 次にロシアの寒空の下で行われた、結婚式を祝うモブ。 最初は一人が歌いだしたと思いきや、あっという間に人数が増え、 最後には清掃員や警官までもが踊りだす、大規模で華やかなモブです。 https://www.youtube.com/watch?v=_v6S9i3uzMc&feature=youtu.be 他にも、プロポーズのために企画されたモブや、過去にテロがあった場所での追悼モブ、 航空会社のPRのために空港で行われたミュージカル風モブなど、 世界では様々な目的でモブが行われています。 日本では、2ちゃんねるの告知を見た人たちが、映画「マトリックス」の公開に合わせて、 マトリックスの変装をして渋谷周辺を集団で練り歩いたイベントが、 モブの始まりだと言われているんですよ。 さて、実は私もこの秋モブに参加します。 東京都主催の舞台芸術祭、フェスティバル/トーキョー(F/T)のプログラムの1つ、 F/Tモブ・スペシャルでは、東京芸術劇場、池袋西口公園をはじめとする池袋の様々な場所で、 パフォーマンスを展開します。(詳しくはこちら) モブって参加者側からすると、ドッキリの仕掛け人のような気分です。 もし良かったら、嵐のような一瞬の出来事を体感しにお越しください。 また、ブレインウッズではアートイベントや芸術・文化施設の翻訳や通訳なども得意としています! アート好きの一人として、ぜひアート関連のお仕事、心からお待ちしています! アート・エンターテインメント関連の翻訳サービス アート・エンターテインメント関連の通訳サービス アート・エンターテインメント映像翻訳サービス